松坂世代最速ピッチャーが短命で終わってしまった理由とは!?
私は生まれも育ちも沖縄県です。
物心ついた時から野球が大好きで、ずっと野球をみて育ってきました。
そんな私が沖縄最強のピッチャーは誰?と聞かれれば迷わずに挙げるのが
新垣渚さんです!
新垣渚さんといえば松坂世代を代表する選手であり、当時高校生最速の151キロを甲子園で記録したピッチャーでした。
そして背も高く、顔もイケメンで、新垣投手が高3の時わたしは小6だったこともあり、とにかく憧れの野球選手でした。
新垣投手のプロでの活躍ぶりは言わずもがななんですが、あの投げているボールからするとプロ通算12年で64勝64敗というのは少し意外かもしれません。
ぶっちゃけ少なすぎます。
だってそのうち49勝はプロに入って5年で達成しています。
残りの7年は15勝しかしていません。
色々な要因があったかと思いますが、野球オタク理学療法士である私が、フォーム的に気になる部分と、Wikipediaでの情報をもとに分析したので解説していきたいと思います。
正直、新垣投手のフォーム的な欠点はこちらです。
普通にかっこいいフォームですが、気になる点が一つ。
それは、肘が伸びきっているところです。
そしてこれはおそらくスライダー系のボールを投げた時ではないかと思われます。
スライダーやカーブ、カットボールなどボールに横回転を加えようとするとき、手のひらを体の内側へ向けてボールに回転をかけます。
これは解剖学的にいうと手首の回外という動きになります。
回外したままフォロースルーを行うと肘の後ろにある肘頭と呼ばれる部分が体側に向きます。
肘頭とは肘の後ろ側にある骨でここを起点に肘の曲げ伸ばしが行われています。
よって回外したままフォロースルーをすると肘は伸びきったままで、肘関節がぶつかってしまい、肘にかなりのストレスがかかってしまいます。
しかし、新垣投手の最大の武器はバニッシュボール(消える球)とも呼ばれた高速スライダーです。
この回外したままのフォロースルーがプロでも魔球と呼ばれた所以なのかもしれません。
新垣投手は2004から2006年まで3年連続で2桁勝利を挙げてきました。しかし2007年に7勝を挙げた以降はほとんど活躍できませんでした。
完全にWikipedia情報ですが
2007年オフにスライダーを活かすためにシュートの習得に取り組んだそうです。
新垣投手のスライダーの投げ方にシュートはまさに真逆の投げ方です。
その影響もあってかそれ以降は目立った活躍はできず、2016年に引退しました。
もしかすると新垣投手の投げ方に合わないシュートを投げることによって他の球種への影響もあったのではないかと考えてしまいますね。
新垣投手は小学校時代に交通事故で右足にプレートを埋める手術を行うなど右脚を3回、左脚を1回骨折した影響から中学時代はまともに走れなかったそうです。Wikipediaの情報です!実際は全然違うかもしれません!
神経系の発達は小学校時代が一番成長すると言われています。
もしかすると、新垣投手はその年代に正しいフォームを身に着けられなかったことが、そのポテンシャルを長く発揮できなかった原因かもしれません。(すみません生意気言って)
最後に解剖学的に考えて負担の少ないフォロースルーの仕方を紹介します!
スライダーやカーブを投げた後も手のひらを必ず内側へ向けてフィニッシュ!
そうすることでひじへの負担は軽減し怪我のリスクは少なくなります。
ピッチャーの皆さんは自分のフォロースルーが肘が伸びきってないかチェックしてください」!
有料ですが投球フォームチェックを公式ラインから行っております。
1回3000円で最初の指導から1か月間は無料でフィードバックしていきます。
興味のある方は公式ラインの友達追加ボタンから登録お願いします。
よろしくお願いします。