ダッシュする時は右向き?左向き?
今日はダッシュの話です。
皆さんはアップの時に短いダッシュを行うと思いますが、右向きと左向きどちらで行っていますか?
え?そんなの考えたことない!
そう思ったあなたはもうちょっと考えましょう(笑)
このブログを見に来るようなマニアックな方はそんな方はいないと思いますが(笑)
ほとんどの方は左を向いているのではないでしょうか?
なぜなら野球の走塁では左向きからのスタートだからです。
塁に出たらピッチャーを見るので左向きになりますね。
なのでほとんどの方は左向きでスタートしていると思います。
ですが私は両方からスタートした方が良いと思っています。
特に右投げ右打ちの方は!
なぜかはこれから説明します!
まず右向き左向きの前に正しいスタートについて説明します。
以前のブログ(なぁ球児右足ちゃうか?その真相とは?の回です)で書きましたが、膝の曲げすぎは基本的にスポーツではよくないです。
それはひざを曲げすぎると股関節が曲がらずに骨盤が後傾して体が起きやすくなってしまうからです。
そうなってしまうと地面を蹴ったときに生まれるパワー(床反力)が上半身に伝わらずにスタートが遅くなってしまいます。
これは走るときだけではなく、投げるときもバッティングの時も同様です。
バッティングでもピッチングでも地面から生まれるパワーをうまく活かしきれることが140キロ投げる、柵越えができる条件になると思っています。
まずは膝を曲げすぎた状態の走り方を見てみましょう。
膝を曲げすぎてしまうと膝が曲がったままスタートしてしまうので、地面から生まれるパワーが上半身に伝わりません。
膝を曲げずに股関節が曲がっている場合はどうでしょうか?
このように股関節が伸びていて足もまっすぐ伸びています。
この状態なら地面から発生されたパワーが股関節を通じて上半身に伝わり、爆発的なスタートダッシュを決めることができるのです。
つまり走るときは前足ではなく後ろ足に意識を持っていくことが重要です。
この足の使い方はバッティングやピッチングでも同様で地面から発生するパワー、運動学的には床反力と言われる力を使いこなすことが上のレベルでできる必須条件です。
私は現役時代この感覚が全く分かりませんでした。
この感覚を理解して実践できていれば大学でも野球を続けていたかもしれません(笑)
このブログを見てくださっている方に私の思いを託します(笑)。
話は逸れましたが、つまりダッシュをするときはただ走るだけではなく、後ろ足の使い方を覚える有効な練習にだということです。
特に右投げ右打ちの選手は右向きからのダッシュは多めに行った方が良いでしょう。
じゃあ左投げ左打ちの方は左向きだけでいい?
それはそうかもしれません。
ですが野球には守備という前後左右どちらにも動く動作があるので両方やっておいた方が私は良いと思います。ただそれはひとそれぞれです。重要なのそこにエビデンス(根拠)があるかどうかです。
私が言いたいのは、これらの事を考えたうえで左右どちら側でのダッシュをするのか、なにも考えずに左向きだけのダッシュをする、または気分でどちらか側でダッシュするのでは雲泥の差があるということです。
ピッチングやバッティングに活かせる軸足の使い方、ランナーに出た時の後ろ脚の使いかた、牽制されて戻るときの足の使いかた、一つ一つ考えながら練習するとしないとでは練習効果は圧倒的に違ってきます。
明日からの練習に役立てて頂けると幸いです。
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