ベンチプレス、スクワットの目指すべき数値は?
ここ最近はウエートトレーニングに対する考え方も変わってきたように感じます。
甲子園などを見ていても、体つきがプロ野球選手のような球児もたくさん増えたなあという印象です。
ウエートトレーニングの代表的なものにベンチプレスやスクワットがあります。(デッドリフトと合わせてBIG3と呼ばれたりしています)
どちらも野球選手が高いパフォーマンスを発揮する上で大事なトレーニングですが、どのくらいの数値を目標にしたらいいのでしょうか?
パワーヒッターや小技の使える1、2番タイプ、剛速球タイプやコントロールタイプでも違いはありますが、私は最低でも
体重の1.5倍
の重量は上げる必要があると思います。
なぜ1.5倍なのかはこれから説明します。
ご存知のように野球は瞬発力のスポーツです。
一瞬で出来るだけ大きなパワーを出せるかがパフォーマンスを左右します。
その瞬発力を高めるトレーニングをプライオメトリックトレーニングと言います。
プライオメトリックトレーニングはかなり強度の高いトレーニングなので、トレーニング経験のない人がいきなり行うと怪我のリスクが高いです。
そこでプライオメトリックトレーニングを行うためのガイドラインがあり、それには
下半身はスクワット、上半身はベンチプレスがそれぞれ体重の1.5倍が推奨されています。
ですので野球選手も最低限それぐらいは必要と考えています。
具体的には体重60キロであれば1RM(1回だけ上げられるギリギリの数値)が90キロ、70キロの人なら1RMが105キロになります。
よくウエートトレーニングのネガティブな意見として、あまり筋肉をつけすぎると体がかえって重くなり動きづらいということも聞きます。
確かにある程度まではトレーニングで筋肉だけがついていきますが、それ以降は脂肪もつけないと、筋肉も付きづらくなります。それで無理にベンチプレスの数値のみを上げようとすると体が重くなるのだと思います。
最初に行ったように小技の上手い1,2番タイプでも体重1.5倍くらいはベンチもスクワットも出来た方が、怪我のリスクも減り、パフォーマンスも上がります。
ちなみに私は体重67,8キロでベンチプレスもスクワットも105キロ上げれますが、全然ムキムキじゃないです(笑)。
なのでムキムキになるのが怖くてウエートトレーニングを行っていない人がいれば心配しないでガンガン行えばいいと思います。
以上がウエートトレーニングに対する私の考え方です。
また、当たり前ですが、ウエートトレーニングは正しいフォームで正しい重量設定が出来ていないと怪我の原因になります。
最初は経験者かトレーナーについてもらって、正しいやり方を学んでください。
けして自己流で行わないように!
いかがでしたでしょうか。
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