伝説の幕開け!佐々木朗希成長の軌跡

233月 - による ナカタイ - 0 - フォーム

良いアプリ見つけたので久しぶりにフォームチェックをしていきます。

今日は日本の至宝、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手のフォームを高校時代と比較してみたいと思います。

佐々木投手は県大会の決勝で登板回避したり、1年目も公式戦で投げなかったりと、怪我をしてるのでは!?と心配をしていましたが、去年から徐々にベールを脱ぎ始めております。

先日のオープン戦では平均球速が160キロなどと言われており、将来的には本当に170キロ出すんじゃないかとワクワクさせてくれる投手です!

そんな佐々木投手、高校時代と比較しどのように変化したのでしょうか?

全体的に見るとやはり力強さが増したように感じます。

特に重心移動での下半身の安定感とスムーズさが出ており、体も一回り位大きくなった印象です。

動画だけではわかりにくいので、フェーズごとに説明していきます。

まず気になったのは軸足の膝と股関節の関係性です。

体重移動を始めて、軸足の膝が一番曲がっているところで比較します。

マウンドと下腿(すねの部分)の角度を測ってみると高校時代が約59度で現在が約67度なので現在の方が8度くらい立っているということになります。

これは非常に重要でこの時期に下腿が倒れすぎていると、自然と重心が後方に傾いてしまい、体重移動がキャッチャー方向へ向かいづらくなります。また、体も開きやすくなります。

正直今回のフォームチェックで一番の改善点はこの部分であり、これがその後のフェーズに影響していっていると考えています。

このフォームを獲得するには単に技術の習得だけでなく、股関節周りのや体幹の筋力強化や下肢の柔軟性の改善ももちろんあると思われます。

佐々木投手がプロ1年目をほとんど投げずに終わったと言われていますが、その分たくさんのトレーニングを積んだことがこれだけで想像できます。

次は重心移動で軸足が内側に入り始めるところと、踏み込み足が地面についた瞬間で比較します。

ここで見てもらいたいのは軸足股関節と体幹の角度です。

高校時代よりもプロの方が前傾角度が20度くらい上がっています。

股関節が少し曲がり、体幹をまっすぐにした状態はパワーポジションとも呼ばれ、一番体がパワーを発揮しやすい姿勢となります。

並進運動が終わり、回転運動に入る手前でこのポジションになっていると、下半身のパワーを上半身へうまく伝達することができるのです。

フォームが改善できた要因は、最初のフェーズで挙げた下腿の角度にあります。

膝を曲げすぎずに体重移動を行うことで前傾姿勢を保ったまま、並進移動を行うことが出来るようになっています。

トップのポジション(右手が一番高い位置)と最大外旋位(右手が一番しなっている時期)で比較します。

高校時代と比較して両方とも手が後ろの方に残っているのが分かるでしょうか。

つまり体の開きがぎりぎりまで抑えられているということです。

前傾姿勢を保ちながら重心移動を行っているのでまっすぐキャッチャー方向へ向かっています。

前傾姿勢が保てないと体が一塁方向へ流れてしまうので開きも早くなります。

リリースポイントでもベルトと頭の距離がプロでは短くなっています。

これはより前傾した位置でボールを離せている証拠で、いわゆるバッターに近い位置で投げられているということになります。

最初に挙げた動画をみていると、足を上げて体重移動までは大体同じスピードで動いているのですが回転運動が始まるとプロは少し時間がかかり、投げ終わりが遅くなります。

これは上半身がよりたくさん捻って投げているため時間がかかっているものだと思います。

つまりバッターからするとなかなか腕が出てこない感覚になり、非常にタイミングがとりづらいのではないでしょうか?

まとめると、腕が遅れてタイミングがとりづらく、192㎝の長身からボールもバッターに近いところで投げられ、平均球速は160キロなのです。

これはロマンに溢れすぎてますね!

今シーズンの活躍が非常に楽しみになりました!

怪我だけに気を付けて頂いて、球史に残るような大記録を打ち立ててほしいものです。

いかがでしたでしょうか。

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