下半身を使った投げ方をするコツ!
春の甲子園、プロ野球も開幕し、野球を見る機会も増えてきました。
特にこのブログを書いている今日は、これから準決勝が始まるとあってとてもワクワクしています。
高校野球とプロ野球を見ていると、下半身の使いかたが気になります。
そこで今回は私なりに下半身の使いかたとトレーニングを紹介したいと思います。
この写真はどちらも踏み込み足が地面に着地する寸前ですが、軸足はまっすぐ伸びています。
まっすぐ伸びたまま重心移動をすると下半身の勢いがキャッチャー方向へまっすぐ進んでいきます。
また、骨盤の開きを抑え、着地してから骨盤を回すことができるので、より強い回転運動が行えます。
ですが高校野球を見ていると、なかなか軸足を伸ばした状態で体重移動できずに、膝が内側を向いてしまい、横から見ると曲がって見えます。
この状態だと、骨盤がすでに回り始めてしまうので、着地してからの周り幅が少ないです。
そのため下半身のパワーが十分に伝えられずに上半身に頼った投げ方になってしまいます。
原因はいろいろあるかと思いますが、筋力よりは「股関節の使いかた」ではないかと思っています。
膝が内に入ってしまうのは膝よりも股関節の内旋という動きですので、股関節を外旋させる筋肉を使うことでスムーズな重心移動を行えるようになるかもしれません。
では股関節のトレーニングを紹介していきます。
足先から頭までまっすぐにしてぶれないように、股関節だけを動かしていきます。
股関節の外側に力を入れるように行ってください。
最初は難しければ膝をつけて行っても構いません。
10回の3セットくらいを目途に行いましょう。
次はスクワットです。
スクワットは正しいフォームで行うことが非常に重要です。
・(横から見た時)膝をつま先から出さない。
・(正面から見た時)膝が内側に入らない。
・背中を丸めずしっかり伸ばす。
この辺りを意識してください。
また、膝にチューブを巻くことで、股関節の外側に筋肉が刺激されるのでより効果的になります。
小学生くらいはこれで十分ですが、高校生くらいで正しいフォームで出来るなら、バーベルを担いで行うことをお勧めします。
10回3セット行いましょう。
最後はニーベントウォークです。
スクワットの姿勢を保ちながら横に進んでいきます。
動きが加わることでより投球動作(バッティングや守備でもこの動きは重要です)に近い形でのトレーニングになります。
チューブなしでも効果はありますが、チューブを巻いている方が負荷がかかり意識もしやすいのでお勧めです。
いかがでしたでしょうか。
どんなトレーニングでも目的を持つことはとても重要です。
何のために行うのか、どこに効いているのか、それが分からないまま行うのとでは全然違います。
どんなトレーニングも動作に繋がるように意識していきましょう。
今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。