小学生の筋トレは良い?悪い?
今日は小学生の筋トレについて私の考えを書いていこうと思います。
小学生から筋トレすると軟骨にダメージを与えたり、身長が伸びないんじゃないかとよく言われています。
最近の研究では身長が伸びなかったり、骨軟骨を痛めたという報告はないようです。
ただし、大人でもやり方を間違えると怪我をしてしまう筋トレなので、必ず指導できる有資格者の下、正しいフォームと負荷を設定することはマストです!
もし子供が筋トレをやりたい、またはやらせたいのであれば、周りの大人がしっかり勉強することが大事ですね。
実際筋トレをすると、発育発達に伴う筋力増加レベルよりさらに筋力を向上させる可能性があると、多くの研究で報告されているようです。
小学生くらいの子供はホルモン的にまだ筋肥大への刺激を起こすのに十分とは言えないので、トレーニングによって筋力向上するのは主に神経系の適応と思われます。つまり、筋トレしない子は10あるうち6くらいの筋力で動いているのに対して筋トレする子は10のうち10出せる、といったイメージでしょうか?
神経系が発達することで、よくピッチングやバッティングで言われる「力み」が抜けるようになりやすいのも利点です。余計な力を入れなくても筋肉をコントロールできるようになります。
また日常的に筋トレをすると、骨密度の増加、呼吸循環器系の向上、動作スキルの発達、血中脂質上昇の抑制などの効果が報告されています。
また、アメリカの研究なので日本の子どもではないですが、6~11歳の男の子で42%が推奨される身体活動レベルに達していなそうです。日本の子供も年々体力低下が指摘されているので同様かもしれませんね。
全米ストレングス&コンディショニング協会の出しているガイドラインでは
・有資格者の成人が監督、指導する
・環境の安全性を確保する
・5~10分の動的なウォームアップをする
・様々なエクササイズを1セット6~15レップで1~3セット
・上半身、下半身、体幹を網羅したエクササイズを行う
・筋力の向上に伴い、段階的に負荷を上げる
・1週間のうちに連続しない2~3日で行う
・低強度の静的ストレッチでクールダウンを行う
・マンネリを防ぐためにバリエーションを加える
チーム全体で行う場合は一人一人の体力を見極めてそれぞれにあった負荷をかけることに注意しなければなりません。
そして子供たちが楽しみながら行えればベストかと思います。
今後は子供におすすめなトレーニング方法も紹介していきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。では!