浅尾拓也はなぜ短命で終わってしまったのか?
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浅尾拓也投手といえば最速157キロのストレートを武器に落合中日の黄金時代を支えたセットアッパーで、クローザーの岩瀬投手とともに阪神ファンの私としてはかなり脅威な存在でした。
2010年には中継ぎ投手としては異例のMVPを受賞しており、当時の最強のセットアッパーだったといえるでしょう。
2009-2011年の間に218試合に登板しましたが、翌年から肩の痛みに悩まされていたようで、その後は徐々に登板回数を減らしていき、2018年、33歳のシーズンの時に引退してしまいました。
肩の故障が多かった浅尾投手ですが、原因の一つにフォームがあったと考えています。
左足を踏み込んで上半身の回転が始まるときのフォームですが、両肩を結んだラインより肘が下がっていますね。
これだと、肩に負担がかかってしまいます。詳しくは以前に挙げている「肘が下がるってなに?」をご覧いただくといいかと思います。
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さらにフォロースルーです。
昨日掃海した秋山投手と比べるとわかるように、体幹の前傾と回旋が少なく、腕だけで投げているような感じです。
リリースポイントが高くなるので上からたたきつけるような角度のあるボールを投げられるのかもしれませんが、肩の後ろの方にstressがかかっていることが予想できます。
キャッチャー側から見ると、この腕を振り切った時点で肩甲骨が見えるのが理想ですが、やはり見えていませんね。
ここも詳しくは以前挙げた「肩を痛めるフォロースルーとは?」をご覧ください。
浅尾投手は高校までキャッチャーをやっていたらしく、プロ入り後もフォームを直そうとしても直せなかったとの事です。(ウィキペディア情報)
やはり、動作の習得のゴールデンタイムと言われる小学生年代で正しいフォームを習得することが重要だということでしょう。
ですが、それでも浅尾投手は史上二人目となる200ホールドを達成するなど、球史に名を遺す大投手でした!怪我がなければ今でもバリバリに投げていたと思われますが、十分すぎる実績を残したと思います。
現在は中日の二軍投手コーチをされているので、自身の経験も次の若い選手に伝えてくれていると思います。
いかがでしたでしょうか。今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
また次回よろしくお願いいたします。
では!
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