DeNA今永投手のフォームチェック
DeNAのエース今永投手は侍ジャパンに選出されるなど、ルーキー時代から安定した成績を残しており、球界を代表するサウスポーであることは間違いありません。
しかし、2020年に左肩のクリーニング手術を受けるなど、本来の実力が発揮できていないように感じます。
私は以前から今永投手のフォームを見てて、肩への負担が大きそうだなと感じていました。
そこで今回は今永投手のフォームチェックをし、私なりの考え方を説明していきたいと思います。
まず、足を踏み込んでいくところから見てみましょう。
軸足となる左足がだいたい45度になるまでまっすぐに伸びていると、体の開きを抑えられ、下半身の勢いを上半身に伝えやすくなります。非常にいい形だと思います。
次に、右足が地面につき、左腕を上げていくところですが、この時点で肘がかなり下がってしまっています。続いてトップを作り、胸を張っていく部分でも肘が下がっています。私が心配していたのはまさにこのフェーズであり、肩に負担がかかっていると思われます。肘が肩の位置まで上がると、インナーマッスルも活動し、肩に力を入れなくても安定して投げることができるのですが、やはり低すぎると思います。
次に胸を張っていくところですが、手の位置が頭より高い位置にあるので、あまり胸を張れていません。踏み込んだ右足は地面についた時から動かず安定しています。
リリースでは少し肘が曲がっているでしょうか?
最後のフォロースルーでは少し頭の位置は高いですが肩甲骨はキャッチャーに見えるくらい回せていると思います。
全体的にみると、やはり肩への負担が大きいというか、腕の力が相当強く、肩甲骨の柔軟性も高いと思われます。そのため理想的なフォームでないにしてもあれだけのボールが投げられるのだと思います。下半身のかなり強そうで、使い方もうまいです。
本人もフォームが肩への負担がかかるというのは分かっていると思います。ですが、簡単に治せるものではないのでしょう。特にある程度のレベルまで行くと難しいと思います。それがプロのトップとなるとなおさらです。
正しいフォームで投げるなら早ければ早いほど習得しやすいです。これを見ている学生さんは正しいフォームを勉強して、習得できるように頑張ってください。
いかがでしたでしょうか。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
次回もまたよろしくお願いします。
では!