足を使った投げ方とは?①

225月 - による ナカタイ - 0 - フォーム

「足を使って投げろ!」

皆さんも言われた経験ないですか?でも足を使って投げるって具体的にどうすればいいのかわからないですよね?

とりあえず軸足の膝を深く曲げて体重を乗せてステップを広くして投げるみたいな…

これ絶対やっちゃいけないです。

ではどうすればいいのか?

それを説明するには「並進運動」と「回転運動」について理解しなければなりません。

投球動作には主に2つの運動にわけられます。それが「並進運動」と「回転運動」です。

「並進運動」は右投手なら左足(踏み出し足)をあげて着地するまで。「回転運動」は着地した後、腕を振って投げる動作です。

私の考えでは足を使うので重要な部分は「並進運動」にあると考えています。

みなさんは思い切り遠投するときノーステップで投げるでしょうか?ほとんどの方は助走をつけて投げていると思います。なぜならその方が勢いがついてボールに力を伝えられるからです。ですがマウンド上ではそうはいきませんよね。しかし、「並進運動」をうまく行うことでかなり勢いをつけて投げることが可能になります。

ではどうすればいいか?ヒントは「軸足の膝を曲げすぎないこと」です。

最初に行ったように、足を使う=膝を曲げて足に力を入れるみたいなイメージの人は多いのではないでしょうか?(自分がそうでした)それだと、勢いをつけて次の「回転運動」に移っていきたいのに、勢いを止める行為になります。

また、膝を曲げると相反的に股関節が伸びてしまい、体幹がうまく使えない状態、下半身から上半身にパワーが伝導できない状態になります。(パワーポジションと言いますが詳しくは別で)

つま先よりも膝が出ない。股関節を屈曲させ、骨盤も前傾させられる。
膝がつま先よりも出ている。体が起き上がってしまい、並進運動の勢いを止めてしまい、上半身に頼った投げ方になる。

私が投球動作見るときは上の写真のように膝がつま先から出ているかどうかを基準になります。膝がつま先よりでてしまうと骨盤が後傾し、股関節が伸び、下半身の勢いを使えずいわゆる「手投げ」と呼ばれる投げ方になってしまいます。

足を使うことで重要なのは「膝」ではなく「股関節」です。

つまり「膝」を曲げすぎずに「股関節」を曲げることが重要なのですが、これは股関節の柔軟性や体幹の強さがないと難しいではあります。

股関節は可動範囲も広く、筋力も強い関節ですが、うまく使えていない人が多いです。股関節を普段から意識し走ったりストレッチすることでいろんな気づきがあると思います。

次回は「並進運動」の着地についてお話なせていただきたいと思います。着地の形ができれば6~7割正しい投げ方を理解できると思います。

次回もよろしくお願いします。

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