球速アップのためには広背筋を鍛えよう!
広背筋って知っていますか?
背中についている大きな筋肉ですが、野球に重要な筋肉の一つとされています。
上の図のように逆三角のような形をしていて、骨盤から背骨、肋骨、そして上腕に付着します。
作用としては肩関節の伸展、内転、内旋、体幹の伸展と回旋などに作用しています。
ということはどういうことか?
西武ライオンズ平良投手の画像です。踏み込んだ後、右腕を外旋し、体幹は伸展させて回旋していきます。(背中を反らして捻るという意味です)
そして思い切り腕を振っていくのですが、その時の右肩の動きは伸展、内転、内旋です。
つまり、広背筋が主に働いているということになります。
意外ですかね?イメージ的には腕の筋肉で投げていると思っていた人もいたのではないでしょうか?
広背筋を意識して使うことで右腕に余計な力を入れる必要がないことがわかるようになります。そうするとコントロールも安定してくるかもしれませんね。
ではそんな大事な大事な広背筋。どうやって鍛えればいいのでしょうか?
一番有効とされているのは懸垂(チンニング)です。
ここで大事なことは肘をまっすぐに伸ばすことです!
肘を伸ばして下のポジションで力を抜くことで広背筋がストレッチされます。そこから体を反らしながら胸をつけるように引き上げていきます。正直かなりきついと思います。10回できればいいですが、できない人はまずできる回数で3セット行いましょう。
それでもきつい方や小学生や中学生は斜め懸垂をお勧めします!
体をまっすぐにした状態で広背筋を意識しながら体を引き上げます。なるべく腕に力が入らないように背中の筋肉で引きあげましょう。これも10回の3セットをめざして行います。
筋肉はただ鍛えるだけでは意味がなく柔軟性ももちろん必要ですが、懸垂はしっかりおろすことでストレッチもされていてかなりいいトレーニングです。
ですが、広背筋は非常に負荷がかかっている部位のなので、ストレッチ含めしっかりケアをしてあげましょう。
ケアやストレッチの方法はまた別の機会に行いたいと思います。
明日から学校の鉄棒で懸垂して、広背筋を意識してキャッチボールしてみましょう!
いかがでしたでしょうか。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
少しでも皆様に参考にしていただければ幸いです。
また次回よろしくお願いいたします。
では!