野球における体力トレーニングの基礎理論要約します~ピッチング 体重移動編~

277月 - による ナカタイ - 0 - フォーム

野球における体力トレーニングの基礎理論 「鍛える」「投げる」「打つ」 [ 中垣征一郎 ]

価格:2,420円
(2021/10/4 20:08時点)
感想(2件)

垂直ジャンプ、横ジャンプ、片脚ジャンプ動作を分析することで、下半身を効果的に使う方法が説明されていました。

今回はいよいよピッチングフォームに活かす方法を要約していきます。

まず、ピッチングフォームは体重移動と腕を振っていく回転運動の2つに分けられるが、今回は体重移動について書いていきます。

1)両脚支持から片脚支持へ

右ピッチャーであれば両脚支持から右足で立ち、ホームベース方向へ体重移動をします。この時右足でセカンドベース方向へ地面を押すことで床反力を利用して行われます。

そのためには両脚から右足に体重を”寄せる”動きと、右足で地面をセカンドベース方向へ押してホームベース方向へ行く動きがぶつかり、「寄せながら行く」あるいは「行きながら寄せる」ような意識で動くことが体重移動の準備として適切だと書かれています。

つまり足を上げて片足で立った時に完全に止まってしまうと良くないということが書かれています。体重移動を流動的に行うことが重要なんだと思います。

❶の反力により①の方向に動く(寄せる)
①の力と❷の反力による②の力がぶつかり合う(止まって見える)
②の力が①の力を上回り体重移動が起こる

POINT1  止まりにいかず寄せながら行く

2)体重移動と下半身の粘り!?

下半身に粘りがある!とよく聞きますが、それっていったいどうゆうこと?って思いませんか?

ここでは粘りがある動きについて解説してくれていました。

まず、下肢三関節を屈曲させ沈み込ませながら体重移動を開始します。

身体重心が大きく移動しているにも関わらず、右ひざのポジションはほとんど動きません。

体重移動をする際、右下腿はほとんど動かずに、右脚で地面をとらえてセカンドベース方向に押し続けていることが分かります。床反力によって体重移動は開始されるようです。

POINT2 体重移動は右脚が地面を押す力(床反力)によって行う

また、写真(1)~(5)のように右ひざがギリギリまでホームベース側に倒れずに地面をとらえ続けることが、下半身の粘りのある投球動作の特徴だといわれています。

左脚で踏み込むギリギリのタイミングまで右足で地面をとらえ続けることが粘りが生まれると考えているそうです。

私自身、右ひざを曲げすぎずに意識しただけでかなり地面を押せている感覚がありました。これが足を使う投げ方かと...

現役時代に知りたかったですね(笑)

POINT3 横向きで体重移動を行っている間は右ひざがホームベース側に倒れないように動く

体重移動における沈み込み姿勢は、各種の跳躍動作で説明した、下肢三関節によって大きな力を発揮できる屈曲姿勢によく似ています。

股関節を起点とした下肢三関節の屈曲による沈み込み姿勢で、地面をセカンドベース方向に押すことで生まれる床反力によって、安定した屈曲姿勢での体重移動が可能になります。また、地面との接点の垂直線上に重心があることも、横方向への体重移動を適切に行う要素になります。

POINT4 跳躍動作と同じように、横方向への体重移動においても下肢三関節の力が発揮しやすい適切な屈曲姿勢をとる

いかがでしたでしょうか。

今回は体重移動について説明していきました。

正直自分でもこんなに投げ方が変わるかとびっくりしました!

現役時代に知りたかったなあ(笑)

これからの世代に伝えていけたらと思います!

次回は踏み込みから腕を振っていくところまで書けたらと思っています。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

また次回よろしくお願いいたします。

では!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です