外転型vs外旋型どっちがいいの?
ピッチングフォームでは外転型と外旋型と呼ばれる肘の上げ方がります。
まずは外転型
外転というのは腕を横から挙げる動きになりますが、外側に円を描くように肘を上げていく方法です。
次に外旋型
外旋とは前にならえの姿勢から脇を閉じたまま手を外側に開く動きです。
その動きを使ってトップを作る方法です。
どちらも最終的には同じ動きになるのですが、どちらの方が良いのでしょうか?
実は外旋型と外転型にはどちらもメリットデメリットがあります。
両方の特徴を理解すると自分がどちらの投げ方がいいのか、また指導をすればいいのかわかると思います。
まずざっくりした特徴を説明します。
外転型
・肘への負担が少ない
・コントロールが安定しやすい
外旋型
・肘への負担がかかりやすい
・腕のしなりを作りやすく、スピードのあるボールを投げられる
です。詳しく説明していきます。
外転と外旋では使う筋肉が違います。簡単に言うと外旋の筋肉は小さく大きな力は発揮できません。そのため、肩の筋力や体幹の強さもないと外旋型は扱いきれません。しかし、しっかり外旋型を扱いきれるとその後の胸をはって腕をしならせる動きが大きくなり、速いボールを投げるフォームが獲得できます。
外転型は体幹や肩の筋力がまだ弱くてもしっかり肘を上げることができるので、肩ひじへの負担は少なくなります。外旋型に比べると腕のしなりを出しづらいので球威は落ちるとされていますが、プロ野球の投手にも外転型はいるので、そこまで強いボールが投げられないわけではないようです。
結論から言うと、小学生や中学生のまだ体ができていないうちは外転型で、高校生くらいから外旋型に変えていくのが理想的ではないかと考えています。他に野手の場合もコントロールが安定する外転型を練習していていいと思います。
いかがでしたでしょうか。
それぞれの特徴を理解しておくと、自分に合った投げ方が見つかるかと思います。
今後の練習に活かしてもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
また次回よろしくお願いいたします。
では!