速い球を投げたければ胸を張って投げろ!
今日は胸を張って投げるという部分にフォーカスしていきます。
前回投球動作における「トップ」について書かせていただきました。
軽くおさらいすると「トップ」は投げる腕が1番高く上がったところです。
「トップ」で上げた腕は徐々に下がっていき、「最大外旋位」と呼ばれる腕を弓のようにしならせた状態に移っていきます。
写真のように右手から右つま先まで弓を引いた時のようにしなっています。これがタイトルにあるように胸を張った状態です。
チェックするポイントはボールを持っている手が後頭部より下にあるといいかと思われます。
②の写真は右手が頭の上の方にあるためあまり胸を張れていません。右手が低く、そして頭から距離があるほどに胸をはった上半身を目いっぱい使った投げ方ができます。
デコピンでよく例えられますが、強くやろうとすればするほど中指が低くなっていきますよね?それと同じ理屈だと思ってください。
ちなみに後ろから見た場合です。
一番右手が低い位置でチェックしてみた下さい。
最後になぜ最大外旋位というかというと、それは肩関節の動きになります。
まっすぐ立った状態で肘を90度に曲げ、手を外側にひねった状態を「外旋」、内側にひねった状態を「内旋」と呼びます。その「外旋」が1番最大で行われている状態が最大外旋位と呼ばれている所以です。
「外旋」「内旋」などは解剖学や運動学の専門用語ですが、野球選手なら覚えておいた方がいいので、これをきっかけに覚えてください!
この辺に関してはいつか詳しく書きたいと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。また次回よろしくお願いいたします。