パワー爆発! 伸長ー短縮サイクル(SSC)とは?
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大きな力やパワーを発揮する際に起こる伸張ー短縮サイクル(ストレッチーショートニングサイクル、SSC)というものがあります。
わかりやすく言うと
反動動作
です。
たとえばジャンプするときに飛ぶ方向とは反対方向沈んでからジャンプすると高く飛べますよね。
この時筋肉では沈んでいる時に伸びており(伸張)、ジャンプするときに短くなっています(短縮)。このような主動作に先立って反対方向へ動く動作で大きな力やパワーを爆発的に発揮できます!
この短縮局面と伸長局面の間に償却局面というものがあります。
この償却局面の時間が短ければ短いほどいいと考えてください。
償却局面が長すぎると、伸張局面で貯蔵されたエネルギーは熱として散逸し、短縮性局面において伸張反射による金活動の増大は起こりません。
ジャンプ動作の時に膝を曲げてすぐにジャンプするのと膝を曲げて止まってからジャンプするのでは発揮されるパワーが全然違ってきます。
さらに伸張反射の結果、主動作筋(ジャンプの時ではももの前の筋肉である大腿四頭筋やお尻の大殿筋)では反射的な短縮性筋活動が起きます。
つまりジャンプでは反動動作中に大腿四頭筋は素早く引き伸ばされ(伸張性局面)、次の運動開始までわずかな間があり(償却局面)、続いて大腿四頭筋が短縮性筋活動を開始して膝を伸ばしていき、床を押して飛び上がっていくのです(短縮性局面)。
野球においては、投げる、打つ、捕る、走るなどほとんどの動きがその運動に関連する筋や腱のSSC運動で行われています。
バッティングで右バッターであれば右足に体重を寄せて大殿筋や大腿四頭筋を伸張させ短縮します。
野球においてはSSCで生まれるパワーを生かすことはパフォーマンスを上げるために必要不可欠です。
バッターならさく越えホームラン、ピッチャーなら140キロ超えのストレートを投げることも可能になります!
このSSCのパワーを引き出すにはプライオメトリックトレーニングと呼ばれるトレーニングが有効です。
ボックスジャンプやスクワットジャンプなどのトレーニングがありますが、詳しくはまた今度。
いかがでしたでしょうか。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
また次回よろしくお願いいたします。
では!
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